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作用発現と持続時間

コラーゲン注入の作用発現と持続時間

コラーゲン注入は非常に即効性のある治療方法で、効果はすぐに現れます。施術を受けられた患者さんご自身も、治療後すぐに効果を実感できます。

治療部位やシワの状態などを考慮し、どの程度コラーゲンを注入するかが決まります。シワとしてくぼんだ状態の皮膚が、周囲と同程度にまで隆起した状態を100%と表現するならば、通常の注入では100%〜200%となるように注入します。

 
 

200%といっても驚く必要は全くありません。前述のように製剤中のコラーゲン濃度は3.5%〜6.5%です。残りは生理食塩水(製剤によってはリドカイン(麻酔薬)も添加されます)ですから数日で吸収されてしまいます。このような理由から、施術後2週間経過した時点で一度チェックし、シワの改善度が不足している部分には再注入を行います。

持続期間

コラーゲン注入の持続期間は「6〜18ヶ月」です。この点に関しては、非常に大きな個人差がでます。

治療を受けたシワの原因が「表情」によるものか、「老化」によるものかでも違いが出ますし、個人個人でコラーゲンを分解する酵素の働きにも差があるからです。

更に大きな要因は「患者さんの求めるゴールの高さの違い(完璧度)」です。完璧度を高く求める方は、そうでない方に比べて、効果の持続時間を短く感じる傾向があります。

治療効果の持続期間「6〜18ヶ月」を短いとお考えになるかもしれません。しかし、永久に体内に残存し続ける素材は安全性という意味でいかがなものでしょうか?

コラーゲンという注入製剤は良い意味でも、また悪い意味でも体内で自然と分解されてしまうのです。私自身は、そのような点においても「コラーゲン注入製剤」の安全性は高いと考えています。

コラーゲン注入は適切なタイミングでの「微調整注入(数週間後)」や「再注入(半年から1年に1回)」によって、その効果の持続期間を延長できることが明らかとなっているので、ぜひ定期的に治療を受けることをお勧めします。

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