HOME | リンク集 | お問い合わせ | 運営者情報

ヒアルロン酸注入の副作用

ヒアルロン酸注入の副作用

ヒアルロン酸注入の副作用は大きく分けて2種類あります。1つは「時間の経過と共に改善していくもの」、もう1つは「何らかの処置や治療が必要なもの」です。前者のうちの多くは、ヒアルロン酸が体内で分解されていくにつれて自然と改善していきますので、特に追加の治療は必要ではありません。

<時間の経過と共に改善していく副作用>

出血斑(しゅっけつはん)

ヒアルロン酸注入は注射針によってヒアルロン酸製剤を注入する方法なので、治療中に細い血管を傷つけることがあります。その場合、軽度の内出血(出血斑)となりますが、一般的な内出血同様、時間の経過と共に消えていきますので心配はありません。

過敏反応

ヒアルロン酸注入は基本的にアレルギーを起こさないため、術前の皮内テストは必要ないとされています。しかし、数千例に1例ほどの頻度で過敏反応が出現することがあります。これは注入部位の赤み、腫れ、硬結(こうけつ:硬くなること)といった症状です。ほとんどの場合、一定期間が過ぎると、時間と共に消失すると言われています。

<何らかの処置や治療が必要な副作用>

細菌感染

ヒアルロン酸注入を行う際に、十分な清潔度を保てば通常起こることはありません。しかし、ヒアルロン酸注入では体外から注射針を使用して皮膚内に注入する訳ですから、その際に細菌が混入する可能性を100%否定することはできません。

滅多にあることではありませんが、施術後、痛みを伴いながら腫れてくるようであれば、必ずヒアルロン酸注入を受けた医療機関へ再度受診しましょう。抗生物質による適切な処置を受ければ、炎症は速やかに消失しますので心配はありません。

皮膚壊死(ひふえし)

この副作用は私自身には経験がありませんが、文献上、生じる可能性があるとのことですので載せておきます。原因としてはヒアルロン酸注入部位の血液循環の障害と考えられています。

「眉間部位」へヒアルロン酸を注入した際に発生しやすいといわれています。このような症状が疑われる場合には、ヒアルロン酸注入を受けた医療機関を速やかに受診し、適切な処置を受ける必要があります。

>> 次の記事:ヒアルロン酸注入に適さない方 を読む

▲このページのトップに戻る

HOMEに戻る

皮膚の構造
皮膚の構造
コラーゲンの性質
弾性繊維
ヒアルロン酸
しわの原因と種類
紫外線
表情筋
加齢
しわの種類
コラーゲン注入
製剤の種類と歴史
コラーゲンの精製法
コラーゲンの注入方法
作用発現と持続時間
副作用
コラーゲン注入に適さない方
ヒアルロン酸注入
製剤の種類と歴史
ヒアルロン酸の精製法
ヒアルロン酸の注入方法
作用発現と持続時間
ヒアルロン酸注入の副作用
ヒアルロン酸注入に適さない方
コラム
しわの改善度
メリットとデメリット
医師の個人輸入など
注入針の秘密